メシマコブとは

古来より、キノコは健康によい食べ物として常用されてきました。
医学の世界では、免疫力を高める食品として注目を浴び、さまざまな研究がなされ、文献も多数発表されています。
現在では、キノコから抽出した製剤も医薬品として認可を受け、医療の現場で重用されています。
健康食品の分野でも、アガリクス、マイタケ、霊芝といったキノコ類が注目を集めていることはいまさら言うまでもないことです。
そのなかでも、近年とくに脚光を浴びているのがメシマコブです。

メシマコブは、担子菌類担子菌亜門ヒダナシタケ目タバコウロコタケ科キコブタケ属に分類されるキノコです。
一般に知られているサルノコシカケの近縁で、見かけもよく似ています。
大きさは直径8センチから12センチ、色は黄色から暗褐色まれに黒色で、木のように固いのが特徴です。
漢方の世界では、昔から「桑黄(そうおう)」の名で呼ばれていました。
漢方の古典と言われる「本草綱目」、「中薬大辞典」や「中国薬用真菌」といった各種の医学書・薬学事典にも掲載されていて、慢性病の諸症状に著効があると紹介されています。

メシマコブは、主に桑(くわ)の古木に寄生するキノコです。
たくさんの野生種の桑が生育していた長崎県男女群島の女島(めしま)にちなんで名付けられました。
現在では、養蚕業の衰退によって桑の木が少なくなったこともあり、女島でもメシマコブを見つけるのは難しいようです。

メシマコブは栽培が非常に難しく、直径30センチに成長するまでに20年から30年、人のコブシ大ほどにするのにも10年近くかかると言われています。
そのため、メシマコブは「幻のキノコ」とさえ呼ばれているのです。

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